１０月も後半になろうかという週末。

横浜にある国の重要文化財 『山手西洋館 外交官の家』 で結婚式がありました。

この日は好天にも恵まれ、敷地内にある 庭園（水の流れや花壇によって幾何学模様に形成された美しい庭園です） で人前式が執り行われました。

 

 

庭園へと歩を進める新郎新婦。

新婦の幸せそうな笑顔が印象的です。

 

 

庭園では、親族を中心とした極々近しい人たちがお出迎えの中、突如あらわれたウエディングドレス姿の花嫁に、一般の方々がビックリしつつも、ジッと見入る一幕もありました。

こうして、偶然居合わせた観光客から祝福してもらえることも、開放された空間ならではの光景といえるでしょう。

 

 

立地が丘の上ということもあり幾分風が強く吹いていましたが、式の最中は強風に煽られることもなく、アットホームな雰囲気に包まれて無事調印が終わりました。

 

式が終わった後は、館内に移動してのご披露宴です。

この日のテーブルデコレーションは、オレンジ色を中心にオモチャカボチャなどを取り混ぜた、ハロウィンテイストのコーディネートになりました。

 

 

 

 

この、山手西洋館 外交官の家。

国の重要文化財ということだけあって、外観だけにとどまらず建物内部もどっしりとした落ち着きがあり、ひとつひとつの調度品も歴史を感じさせるものばかりです。

極端な大人数は収容できませんが、逆に、食事や会話をゆっくりと楽しみながら、両家の親睦を深めたいと思っているカップルにとってはとても良い場所だと思います。

建築物に興味のある方にとっても大変 “レアな会場” といえそうですし、【一日一組限定】 という決まりがあるそうですから、プライベート感を重視する方にとっても条件が合致することでしょう。

そもそも、「ここで結婚式ができること自体知らない」 という方のほうが多いのではないでしょうか？

この山手西洋館は、『外交官の家』 の他にも、『ベーリックホール』 や 『エリスマン邸』 など、７つの歴史的建造物からなる邸宅群です。

異国情緒豊かな街並みは、横浜のベイエリアが眼下に広がる丘の上に立ち、季節ごとにクラシックコンサートやフラワーイベントなどが開催される芸術に溢れた地区なのです。

ですから、そんな憧れを抱いてしまうような歴史的建造物で、まさか自分たちの結婚式ができようなどということは、そもそも想定の範囲外なのだろうと思います。

 

この日のおふたりには、この場所と雰囲気が見事にマッチしていると思いました。

付け加えさせていただくなら、新婦が手にしているティアドロップ型のウエディングブーケも大変マッチしていて、新婦自身にも、

「想像していたものよりはるかにステキ！おまかせして良かったです！」

と喜んでもらうことができました。
その証に、ご披露宴後、このブーケはアフターブーケとして追加のご注文をいただきました。

【山手西洋館 外交官の家】 でのご結婚式。この度は誠におめでとうございました。

YUICHI & SAYUMI さんの末永いお幸せを祈ります☆

 

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フラワーアーティスト 和田浩一