和モダンアレンジメント|『和を贈る』人生の節目に相応しいプレゼント

japanese modern
Japanese Modern

 

「人生の節目に贈るプレゼントは、和の味わいあるものがふさわしい」

と、ひとりごちております。

 

というのも、先だって “和のおもてなし” をコンセプトにしたとあるパーティーに於いて、フラワーデコレーションをさせていただく機会を得、実際、進行の様子をうかがう中で、そう感じずにはいられないひとコマをこの目に見届けたからです。

 

kimono
Kimono

和服姿の女性に発想を得た 『和モダンアレンジメント』

 

それは、桜を用いた大きないけばな風のオブジェを背景にして、代わる代わる写真に収まるご家族の光景でした。

まずは一人で収まり、それが終わると夫婦でニッコリ、カメラに収まらない位置には、順番を待ちきれないのかはしゃいでいる小さな子供たちの姿。

父と娘、祖母と孫、祖母と母、親戚の伯父さんと甥っ子、親子揃って…

一体何通りの組み合わせが成立したのでしょうか?

カメラのレンズに向かって、行儀良く背筋を伸ばし身を硬くしている様が、いかにも日本人らしい生真面目さをあらわしているというのは、もう、ふた昔は前の姿かもしれませんが、やはりそれでも、 “和の味わいあるもの” の前だからこそ、こんな光景がしっくりくるんだろうなぁと、そう思わずにはいられないほど、妙に説得力のある取り合わせでした。

 

Sakura
Sakura

アイキャッチ用に活けたこの桜のオブジェの前で、何組もの家族が賑やかに写真に収まる光景が見られました。

 

きっとこのときの時間は、写真が現像されて、あるいはスライドショーとしてよみがえり、一家団欒のひとときに再び花を咲かせるのでしょう。

何年経とうとも、この桜の花を見れば、それがいつの季節だったか忘れることもありません。
四季のあるこの国を、日本人として幸せに思う瞬間でもあります。

「人生の節目に贈るプレゼントは、和の味わいあるものがふさわしい」

あらためてひとりごちてみて、何の違和感を感じ得ないのも、これまた嬉しいかぎりです。