観葉植物 人気・種類 育て方|3月4月の手入れ 正しい水やりの仕方

「三寒四温」 というにはもうすっかり春めいてきた今日この頃ですが、日中ポカポカ温かいなと思って気を緩めていると、夜になって急激に冷え込んできて、「メッチャ寒い~」 と体を縮めて足早に家路に向かうこともしばしば。

それどころか、先日は気象庁発表では「煙霧」となっていたようですが、東京上空を不気味な茶色に染めた砂嵐のようなものが発生したり、花粉症の人にとっては本当に辛いでしょうが花粉が大量に飛んだりと、不安定な毎日が続いています。
天候が日毎めまぐるしく変わるこの時期の体調管理は本当に難しいですね。

 

とはいえ暦の上では 『啓蟄』 に入りました。植物や昆虫にとってもそろそろ活動を始めようかとソワソワしだす時期です。

観葉植物もまた同じです。本来が熱帯・亜熱帯地方に生息するものが多い観葉植物にとっても、この時期の気温の上昇には敏感になっていることでしょう。
適正温度を下回る冬の間中、じっと堪えて辛抱していたわけですから、暖かい気候を待ち望む気持ちはわれわれ人間の視点からも十分理解できるというものです。

葉っぱが落ちたり、凍傷で変色してしまったりと、愛する我が子の変わり果ててしまった姿に気を揉んでいる飼い主の人たちにしてみれば、早く新しい芽が生えてこないかとジリジリしてくるころかもしれませんね。

 

しかし、まだです。まだ、もう少しの辛抱が必要です。

この時期は、冬の間控えていた水やりを、土の乾き具合を見ながら徐々に増やしていったり(※)、気温が20度近く上昇した穏やかな日中に少し日に当ててみたりと、観葉植物の体を徐々に慣らしていくことに努めましょう。
決して、この時期に栄養剤などを与えてはいけません。土を替えてもいけません。

観葉植物の本格的な活動は、もう少し先です。
その為の前段階の環境を、しっかり整えてあげることが大切です。

 

(※)水やりの正しい方法は、鉢全体にゆっくりとまんべんなく、そして鉢底から水が漏れるまであげることが大切です。鉢皿に溜まった水は捨てます。溜めたままにしておくと根腐れを起こし、再生しなくなります。水やりの増減とは、この方法を週に一回なのか、それとも5日に一回なのかといった間隔で判断します。多くの方は、一度にあげる量の多い少ないで判断しますがこれは間違いです。土全体を湿らせることで根がしっかりと水分を吸収していきます。

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社内緑化|観葉植物や人工芝を活用したオフィス緑化デザイン

フラワーアーティスト和田浩一|劇的花屋