信州鹿教湯温泉|銀色の世界と鷺と日本酒に心癒されました

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所用を兼ねて、長野県上田市の鹿教湯温泉に行ってきました。

東京から車でおよそ3時間あまり、そこには、あたり一面銀色の世界が広がっていました。

 

 

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風合いのあるバス停の屋根からは氷柱が。

 

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土壁の蔵の軒下には巨大なボール型の蜂の巣。

 

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緩やかな坂道になっている温泉街の目抜き通り、ゆっくり散歩をしながら、東京では滅多にお目にかかれないポイントを見つける行為は、さながらオリエンテーリングをしているような非日常の目新しさがあります。

 

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近くにはこんな小川が流れていて、実はこの先を行ったところで、鶴と見紛うような、細くて長い足の真っ白な鷺が、優雅に佇んでいる場面にバッタリ遭遇しました。

慌ててシャッターを切ろうと試みましたが、それに気付かれたのかどうか、鷺は大きな羽を広げて悠然と上流の方向へ飛び立ってしまいました。

なぜ、その鳥が鷺と断定できたのかは、この川の近くに取った旅館の女将さんにこの話をしたところ、それはきっと鷺だということを教えてくれたからです。

この土地では、鷺は珍しい生き物ではなく、逆に駆除の対象になっているくらいだということでした。

鶴と鷺。

絶滅危惧種に指定されている種類もいる一方で、分類は異なるものの、一見では区別がつかないくらいの容姿の鳥が駆除の対象にされていると聞くと、つい先ほど遭遇した幸運だと思えたあの光景が、急に色褪せてくるようで、それと同時にその話題も急速に萎んでしまいました。

 

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宿は、全9室のこじんまりとした田舎の家屋風の旅館。

雪見をしながら源泉掛け流しにゆっくりと浸かり、お部屋の炬燵でのんびりと過ごすことができました。

 

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そして、この旅の極めつけの収穫は日本酒です。

酒屋さんで試飲をし、口に合ったものを買い込んできました。

晩酌が楽しみです。

 

わずか一泊の小旅行でしたが、随分と、心と体に栄養を与えられたような気がします。

今度は、所用を抜きにして、渓流釣りにこの土地を訪れるのも悪くないかもしれません。

さあ、明日からまたがんばろう。

 

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フラワーアーティスト和田浩一|劇的花屋