ショップ開店祝い・オフィス移転祝いの定番といえば胡蝶蘭。
なぜ、そんなにも胡蝶蘭が選ばれるのでしょう?
胡蝶蘭が選ばれる理由①
まず、真っ先に挙げられるのは、胡蝶蘭の持つ “気品” 。
胡蝶蘭は、学名:ファレノプシス(phalaenopsis) といいます。
ギリシャ語で「蛾のような」 という意味があり、花の形が蛾に似ていることからそのように名付けられたようです。
“蛾” と聞くと、一瞬ゾッとしますが、そもそも “蛾” と “蝶” を区別するのに明確な違いというものは存在せず、西洋をはじめ諸外国ではこの両者を区別しない国が多いようです。
ところが日本では、明治以降の学校教育における博物学の授業を通じて、「“蝶” は鑑賞に堪える美しい昆虫」、「“蛾” は害虫が多い不快な昆虫」 という概念が導入されました。その影響が 「蛾と聞くと一瞬ゾッとする」 先入観に繋がっているのでしょう。
また、それとは違う見方としては、「昼に飛んでいるのが蝶 、夜行性のものが蛾 」 といった解釈もあるようです。
つまり、この場合に使う 「蛾のような」 は、西洋の考え方に基づけば 「蝶のように優雅にヒラヒラ舞っているよう」 と解釈することができるわけです。
胡蝶蘭が選ばれる理由②
次に胡蝶蘭が選ばれる理由は、 “長期間鑑賞を楽しめる” ということです。
通常、胡蝶蘭は花の状態の良い姿を1ヶ月以上楽しむことができます。
なかには 「3~5ヶ月楽しめた」 という経験を持つ人もいらっしゃるのではないでしょうか?
じつは、胡蝶蘭は花弁のキメの細かさからは想像し得ないほど強い生命力を兼ね備えています。胡蝶蘭本来の姿は “着生植物” 。木の枝に根を張り空気中の水分を補給して生活をしています。土壌に根を張る通常の植物に比べて水分を多く必要としない、ようするに “手入れが簡単” なわけです。そのことも、長期間鑑賞を楽しめる要因になっているといえるでしょう。
「根を張る」 は、商売においては縁起の良いことですし、胡蝶蘭には “特別強い香りがない” ことも、さまざまな業種に受け入れられやすい理由になっています。
胡蝶蘭が選ばれる理由③
そして、最後に花言葉です。
胡蝶蘭の花言葉は、“幸福が飛んでくる”。
開店や移転のお祝いには心強いメッセージになりますね。
この夏の暑い時期、切花はどうしても弱りがちです。
そんなとき、“気品” があって “長期間観賞” が楽しめて “縁起が良い” 、この3つの要素が満たされた胡蝶蘭はとても重宝されます。
開店祝いや移転祝いの贈り物として、“胡蝶蘭が選ばれる理由” おわかりいただけましたでしょうか?
◇◇ 開店祝い・移転祝いには “幸せをはこぶ胡蝶蘭” の贈り物◇◇