開店・移転祝いに胡蝶蘭|胡蝶蘭をもらった後のお手入れ方法・管理

胡蝶蘭(さくら子)

 

お祝いにいただいた胡蝶蘭。
瑞々しく咲く姿はその場の雰囲気を華やいだものにしてくれます。

が、しかし、そこは生き物。。。

たとえ扱いやすく花が長持ちするとはいっても、最低限の管理をしてあげないとせっかくの良さも失われてしまいます。

そこで、胡蝶蘭をいただいてから、その後、具体的にどのように管理をすればよいのかご説明いたします。

 

【ラッピングをはがす】

リボンと包装紙で鉢が綺麗にラッピングされて届くことが多いと思いますが、基本的にこの包装は胡蝶蘭にとって良いとはいえません。
届いてすぐにラッピングを剥がすのが最善ですが、なんだか忍びないと思う方は、せめて2~3日のうちに剥がすことをおすすめします。

 

【設置場所】

胡蝶蘭は本来、東南アジアなどに分布する熱帯性の植物なので寒さが苦手です。
一年を通して最低15度以上確保できるスペースに飾りましょう。
また、扇風機やエアコンなどの風が直接当たるところ、直射日光の当たるところ、通気性の悪いところも避けてください。

最適な環境:
15~30℃の室内、明るく直射日光が当たらないところ。

夏:
日中の気温は胡蝶蘭にとって暑すぎます。エアコンの効いた涼しいところが日持ちします。

冬:
冷える夜間は暖かい場所に移動するとより良いです。

 

【水やり】

届いたら、まず、株の根元にコップ1杯のお水を与えます。
3本立ちであれば、それぞれの株の根元に1杯ずつ合計3杯与えます。
その後は、7~10日の間隔で同様に与えます。
その際、できれば日中の暖かい時間帯に室温に近い温度のお水を与えるとより良いです。受け皿に溜まったお水は根腐れの原因になるので捨てます。

※空気中の乾燥に注意!
部屋の中が極端に乾燥している場合は、水やりの回数を少し増やすか、葉に霧吹きをかけてください。(決して花弁には霧を吹きかけないでください) 50%以上の湿度を保つことが良い条件です。

 

以上です。
決して難しいことはありません。
胡蝶蘭を受け取ったら、まずラッピングを剥がし、1株につきコップ1杯分のお水を与え、環境の良い場所に設置する。その後は、7~10日の間隔で忘れずにお水を与える。
これらのことを実践するだけで、胡蝶蘭の花保ちは格段にアップします。

もし、設置場所に困惑したときは、人間の感覚を物差しにすれば良いと思います。
人間が不快に感じるところは胡蝶蘭にとっても同様です。

 

とはいっても、事務所移転などでたくさんの胡蝶蘭を受け取ったときはいちいち最適の場所を確保できませんよね。もしくは、新規オープンの店舗が日の当たらない地下だったりしたらお手上げです。

それでも、限られた環境の中で最善を尽くし、たっぷりの愛情を注いであげれば、その想いは間違いなく胡蝶蘭に届きます。

“愛情が一番の栄養” 、これもまた人間と同様なんです。


◇◇じっくり年月をかけて育てた愛情たっぷりの胡蝶蘭を贈りませんか?◇◇