結婚式を迎えるプレ花嫁さんにとって、本番までの準備は初めてだらけ。
多くの方が仕事勤めをしているはずですから、それはもう大変な負担でしょう。
とはいうものの、そんな大変な思いをしたにもかかわらず、結婚式後の花嫁さんは言います。
「もう一度結婚式を挙げたい!」
その理由を尋ねると、
「実際にやってみていろんなことがわかった。もう一度やれば、もっと良いものができると思うから」
という答えが返ってきます。
なるほど、ひと通り経験したことで、結婚式に対する取り組み方、コツがわかったわけですね。
私はお花が専門なので、結婚式のすべてを知り尽くしているわけではありませんが、せめてお花のことに関しては、プレ花嫁さんの負担軽減となる情報を発信したいと考えています。
なぜなら、いくら花嫁さんが、
「もう一度結婚式を挙げたい!」
と叫ぼうとも、やり直しはありえないのですから。ほぼね。
ということで、今回はウェディングブーケの選び方に焦点を当てたお話をしていきたいと思います。
ウェディングブーケとは
まずは、「ウェディングブーケとはなんぞや?」というところから入っていきましょう。
ひとことであらわすなら、ウェディングブーケは花嫁の象徴といえます。
ついついウェディングドレスの付属品のように思われがちですが、実はウェディングブーケは、200年も前から伝わる結婚式における由緒ある必須アイテムなのです。
”20世紀に入ってからの一時期、男性から婚約した女性に毎日花を贈る習慣ができたそうです。
そこから派生し、結婚式当日の朝、花婿から花嫁に結婚の誓いの花束が贈られるようになりました。
この逸話が、ウェディングブーケの始まりとされています。””男性が女性にプロポーズする際、自らの手で野の花を摘み、それを束ねて愛する女性に結婚を申し込んだそうです。
「Yes」であれば女性はその花束の中から一輪抜き取り、男性の胸ポケットにそっと差し込むのです。(男性が胸につける花をブートニアといいます。”
出典:「ウェディングブーケの由来」フラワーアーティスト 和田浩一blog
ウェディングブーケの選び方
それでは、ウェディングブーケの選び方、核心に入ってまいります。
様々な種類のウェディングブーケの中から、自分に合ったものを選ぶというのは大変な作業で、手際よく進めるには決まりごとも知っておかなければなりません。
- キリスト式で持つウェディングブーケ
キリスト式で持つウェディングブーケは、純潔をあらわす白色のブーケが原則という約束ごとがあります。
いわゆる、一般的にウェディングブーケと聞いて真っ先に思い浮かぶであろうものです。
厳粛な教会では、何色にも染まっていない清らかな白い色が、花嫁に相応しいとされています。
*そのあたりのことについて詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事『ウェディングブーケの由来』 をご高覧ください。
ところが、そうはいっても、中には、
「白とグリーンの組み合わせでは寂しい」
「白とグリーン以外の色も入れたい」
と思う方もいらっしゃることでしょう。
そんな方のためのワンポイントアドバイスがあります。
- キリスト式で個性を出すためのポイント
グリーン(葉物)とひとくちに言っても、緑色の範囲には濃淡があり、シルバー系のダスティーミラーや赤系のドラセナなど、緑色からやや外れた色彩のグリーン(葉物)も存在します。
ちょっと個性を出したい場合などは、こうした葉物のチョイスを変えるだけでも十分に変化をつけられます。
また、人にはそれぞれパーソナルカラーがあるので、オフホワイト寄り・ピュアホワイト寄りといった具合に、自分に合うカラーバランスを見つけることも、個性を際立たせるヒントになるわけです。
それに加え、季節感やドレスとの相性を考慮に入れれば、あなたの持つウェディングブーケはオンリーワンのものへと昇華していくことでしょう。
- 差し色の活用
それでもなお、白・グリーンの組み合わせだけではなんとなく物足りなさを感じる場合は、サムシングブルーなど淡い色味をちょこっと加えてみるといいでしょう。
この程度の色味であれば、規則から逸脱しているのではないかと心配するには及びません。