オリジナルウエディングの体験談

ドレス、ベール、ブーケ、髪飾り…、花嫁のアイテムはなんとすべて手作り!

●41歳女性

先日ちょうど13回目の結婚記念日をお祝いしました。
随分前の話ですが、つい先日のような気がします。

私の小さい頃の夢はデザイナーでした。最初は宝塚歌劇団の衣装のデザインをしたいと思っていましたが、いつの間にか、ウエディングドレスのデザイナーになるのが夢になっていました。結局ウエディングドレスのデザイナーにはなれませんでしたが、自分が結婚する時は、自分でウエディングドレスをデザインしたいと思っていました。

主人との結婚が決まり、その話をすると、主人は快諾してくれて、ウエディングドレスを持ち込める式場を一緒に探してくれました。数か所のホテルを回りましたが、どこのホテルもドレスは持ち込みはできないと断られてしまいました。

それならレストランウェディングだと思って、色々と探しました。親戚や友人の招待人数は大体80名くらい。そのくらいの人数を受け入れてくれるレストランがなかなか見つかりませんでした。

神戸方面まで行けば、少し大きめのレストランウェディングができるレストランがありましたが、親戚が遠くなるのでと親から反対があり諦めました。

最後に見つけたのが大阪サンパレスホテルです。
現在は阪急グループの傘下に入り、ホテル阪急エキスポパークと改められています。ここでは、買ったドレスでは無く自分で作ったものならいいですと了解して頂けました。

昼間は仕事をしながら、夜はドレス作りをしました。ちょっとクラッシックなウエディングドレスのデザイン画を描きました。それに沿ったパターンを引き、本布に入る前に納得のいくラインが出せるまで何度も仮縫いと手直しをしました。

真っ白のベルベットで作ったウエディングドレスです。後ろもトレーンを引きシンプルでクラシカルなイメージ通り、しかも自分のサイズにピッタリのウエディングドレスが完成しました。

そのドレスのイメージに合わせて、姉がパールで髪飾りとブーケを作ってくれました。もちろんヴェールも手作りです。

パニエは友人から譲り受けた物を使いました。次はお色直しの衣装です。2着持ち込みを少し渋っていた感じでしたがヘアメイクの責任者の方の後押しもあり、2着とも持ち込みをさせて貰いました。

お色直し用のカクテルドレスもちょっとクラシカルなデザインにしました。難しいデザインだったのでちょっと苦労しましたが、思い通りのラインに仕上がりました。茶色とオフホワイトのコントラストの効いたドレスにはオレンジや黄色のブーケをお願いしました。これは友人二人に作ってもらいました。ミモザの花で作った可愛らしいブーケは、茶色のドレスにとてもマッチしていました。

ウエディングドレス、カクテルドレス、ヴェール、ブーケ、髪飾り、リングクッション全て手作りにこだわった結婚式です。これは私のこだわりでした。

主人のこだわりは、サックス奏者の友人に生演奏をしてもらう事でした。2人の思いを全てかなえてくれたホテル阪急エキスポパークさんにとても感謝しています。


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