ウェディング装花・装飾
過去に手がけた挙式、披露宴、パーティーの装花・装飾例のご紹介
2009.6.6 アンフェリシオン
ジューン・ブライドは花嫁さんにとって憧れですが、お花という観点からもこの時期は特別です。なぜなら、この時期は、シャクヤクが最盛期を迎えるからです。
シャクヤクは、花嫁さんから非常に人気の高いお花のひとつです。しかし、シャクヤクの出荷時期は限られているので、使いたくても時期が合わずにお断りせざるを得ないケースをこれまで数多く経験してきました。
ですので、6月のジューン・ブライドにシャクヤクを飾って結婚式をするということは、実は、とっても贅沢なことなのです。
さて、今回のおふたりは、お花をふんだんに使った結婚式をご希望されていました。
例えばウェディングブーケ。
挙式日前に、前撮り用としてまず2点を用意しました。挙式当日には、お式用・お色直し用で各1点、ブーケトス用に1点で合計3点用意しましたので、都合5つのブーケを持ったことになります。あ、それともうひとつ、ご新郎さまもメンズブーケを持たれたので、合わせて6つということになりますね。1件の結婚式でこれだけウェディングブーケを揃えたというのは、あとにもさきにもこの方ぐらいかもしれません。ここまでお花にウェイトをおいていただけるということは、とても嬉しいことです。
会場装花には、先にも述べましたシャクヤクを使用。ピンクのシャクヤクを中心に、同系色のバラ、トルコギキョウ、そのほか季節のアジサイなどをアレンジしました。
また、ゲストテーブルにはちょっとした仕掛けをしていて、一見大きなバスケットのアレンジメントですが、実はこのバスケットのアレンジメントの中は、小さなブリキの器7つの集合体になっています。
つまり、ご披露宴の最後に、ご新郎ご新婦のおふたりから、プチギフトとしてご列席者全員にお持ち帰りいただける仕組みになっているのです。
ロングテーブルの端から端まで飾られたメインテーブル。円卓いっぱいに広がるゲストテーブル。そして、合わせて6つのウェディングブーケ。(そのほかに、お子様用のミニブーケも2つありましたが。)
たくさんの季節の花々とご列席者に祝福された花嫁さまは、ジューン・ブライドにふさわしい輝きを放っていました。
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