お客さまより頂いた声
髙村泰弘さま・愛理さまご夫妻
ウェディングフラワー写真集
和田浩一より
ファッションに興味があるというご新婦さま。２着揃えたドレスのいずれもが白というところにも、その光るセンスを感じさせられました。
お花に至っては、お好みのものを集めた雑誌の切り抜きなどを持参してきてくださって、それを元に、大まかなイメージを私に伝えてくださるという流れで、打合せは進んでいきました。ところが、ご新婦さまが一通り話し終わると、「あとはお任せします！」と言って資料をパタンと閉じてしまいました。見た目のイメージからは結びつかない、大胆な一面をお持ち合わせでした。
私はそのことを、私に対する信頼の表れとポジティブに捉えましたが、その責任は重大です。こんな短時間で打ち合わせが終わってしまっては、情報があまりにも足りません。私はその後、必死になってご新婦さまからヒアリングを取りました。（笑）
当初、私が抱いたご新婦さまのイメージは、どちらかというと、可愛らしくて優しい感じが似合いそうな印象だったのですが、話を掘り下げていくにつれ、モード系やシックな色の装いがお好みであること、先にも触れましたように、竹を割ったような潔さをお持ちであることなど、第一印象からは読み取ることのできなかった新しい一面を発見することができました。
私は、ご新婦さまの要望を元に、これらの新たに入手した手掛かりを加味して、イメージをまとめていくことにしました。
デザインはシンプルモダンですっきりと。お花の色合いはシックで統一。ビビッドカラーのゼリー状アクセントをガラスの器にアレンジして、招待したお客様の関心を引くよう遊び心を加えました。
ご披露宴から数日後、お二人が写真を送ってきてくださいました。そこには、フワッと柔らかいシルクシフォンの利いた白ドレスと、かたや大人っぽい、タイトなラインの白のマーメイドドレスを着飾ったご新婦さまが、同じく白でまとめたタキシード姿のご新郎さまに寄り添い、楽しげに、そして、とても幸せそうに写っている姿がありました。
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フラワーアーティスト 和田浩一｜劇的花屋
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